SokoSoko ソーメンのシンセ

 Nana のコラボで歌ってくれる人が増えつつ、禁断な方面に行きそうな SokoSoko ソーメンですが、使ってる手弾きキーボードのメインはヤマハのコンボオルガン YC-45D、モジュラーシンセは Moog IIIc と Roland System-700シーケンサーは MC-4 です。




 このオルガンは物凄〜く不思議な機能がついてて、タッチセンスでワウをコントロールしたり、8' と 4' だけ特殊なトレモロが付いたり、あとなんつってもリボンコントローラーが付いてて、これで出る音がまたリングモジュレーターかかってたりしてトンデモない!

 サウンド的にはクインシー・ジョーンズの「続・夜の大捜査線」のサビでリボンコントローラーでメチャクチャやってたり、ギターのワウかと思ってよく聞くと、タッチセンスでコントロールしたワウだったりします。





 それからドン・エリスのコネクションってアルバムの中でもメロディーでリングモジュレーターのかかったリボンサウンドが聞けます。ここでキーボード弾いてるミルコ・レビーブはビリー・コブハムのアルバムなんかでもキーボード弾いてます。




 あと、特徴的なのはバイブのサウンドで、SokoSoko ソーメンでは間奏部分に使ってますが、映画音楽では007の「ダイヤモンドは永遠」にとかクインシー・ジョーンズの「ホットロック」なんでで出て来ます。



 ダイヤモンドは永遠に、はヒットしたんでカバー曲が結構出たんだけど、問題はこのイントロに出てくるバイブのプリセットサウンドをどう模倣するか? あと、フィルインで何度も出てくるフレットレスベースの特殊なフレーズをどこまでコピーするか? この辺にオケアレンジの技の見せ所だったりしました。

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 で YC-45D 以外の手弾きポリフォニックは Korg の PE-1000 と PE-2000。どっちも、物凄く特徴的なサウンドが出ます。こちらは私のサイトで説明してるんで、興味ある人は見てね!

Korg PE-1000 の解説はこちら

そいでもって Korg PE-2000 の解説はこちら







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