数年間の悶絶期間

 最初に初音ミクによるピアノソロ版「風のうた」を作ったのが2013年、フミカのキャラクターが完成したのが2014年でした。

 で、2014年後半から、バーチャルオーケストラやバーチャルピアニストの企画を考えて、自分なりに色々実験をしてたけど、基本的に「フミカのキャラデータが作れない」、「ピアノ演奏データをモーションキャプチャーするのは難しい」という大問題を解決できずに悶々とする日々が続きました。

 バーチャルキャラにピアノを弾かせるためにモーションキャプチャーができるハードは、最初のころ千万単位の高額機材でした。唯一 Kinect があったけど、これだとフニャフニャした動きはなんとかなるけど、ピアノ演奏はとてもとても、という状態。

 そんな中で、iClone っていう CG ソフトに perception neuron っていうモーションキャプチャーユニットを使う方法が出てきました。perception neuron は20万くらいで全身のモーションキャプチャーが可能で、指のトラッキングも可能でした。

 iClone のデモで、実際にピアノを演奏するのがあったんだけど、指のトラッキングのためには専用のグローブを付ける必要があり、かなり演奏の邪魔に!

 デモの動画を作る時にピアニストがキャプチャーユニットを体中にくっつけてピアノに向かうシーンがあるんだけど、結構マジで怒ってる雰囲気がヒシヒシと伝わってきたりして…

 というわけで、とにかく方法がなくて、暗い日々が2年ほど続いてました。

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