2017年頃からバーチャルキャラが出始める

 その後、うだうだとしてたんですが、2017年初夏頃に VR 関連の SDK とか、色々出てくるようになります。

 もちろん、それまでにもあったんだけど、実用的には「どうするの?」って感じが多かったんだけど、2017年5月頃に発表になった Google の Tango っていうのは、スマホをビューアーに使って、リアルのカメラ画像を表示させ、それに独自に 3D のキャラを表示させられるんだけど、それまであったのと違うのは、キャラの手前に何かが割り込んで来た時に、その前後関係を判断して、キャラを奥に置いたりできるって点でした。

 それまでの3Dビューアーで VR を見る場合、合成されるキャラは必ず一番手前に表示されちゃうんで、現実の木の向こう側にキャラが隠れてるとか出来なかったんですよ。

 ところが Tango は、それが可能になってて、ネットでもそれを使った実験動画がいくつか公開されてました。

 結局 Tango の仕組みは、その後中止になっちゃうんだけど、Tango が発表されて「あ、これならいけるかも?!」って思った人はいたはず。

 で、そのせいなのか何なのか真実は分からないけど、この年の後半から現在の VTuber の原型になるような物が出始めるわけです。

 という事で、私もこの Tango SDK を見て「あ、これならフミカの仕組みも作れるかも?」と妄想を抱くようになったってわけです。

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