スパイシングル盤オタクな話 OSS117

こないだ書いた「中古レコード屋の思い出」のエントリーが意外にも読んでる人が多かったので、勢いに乗って再び!

前書いた通り、スパイ物のシングルを集めてたわけです。今日は、そんな中の一枚「リオの嵐」!




このタイトルだと「これスパイ物っすか?」ってな感じなんだけど、ジャケはピストルと美女の基本にのっとっております。

ジャケには書いてないけど、これはフランスの007、OSS117 シリーズの3作目かなんか。

音楽はミッシュル・マーニュで21世紀になって OSS117 シリーズの映画サントラをまとめた CD が発売になってスパイ音楽ヲタクの私は発狂寸前になりました。




ただ、この CD には上記のシングル盤の曲が入ってない! サントラなのに入ってない説と、実は昔のシングル盤の方が本当はサントラじゃないのにサントラと偽っていた(これ、当時のサントラには結構あったのだ!)説もあるんだけど、映画を見てない私にはなんとも言えません。


で、このサントラのミッシェル・マーニュはファントマとかも書いてるんすね。ファントマは神出鬼没の怪盗で、実は物凄く古い小説(これは私も、このエントリーを書いてて知った)です。

映画ではファントマ自身はシリアスなんだけど、それを追いかける警官のルイ・ド・フュネスがドタバタを演じます。ちょうどクルーゾー警部みたいな感じ??? すんごい楽しいので必見っす!


   



で、さらにですね、このミッシュル・マーニュさん、アナログシンセのアルバム出してるんですよ。

1970年代後半にキングからシンセのレーベルとして日本に紹介されたエッグレーベルって所から出てるんだけど、アルバムジャケットはシンセ萌えなイラストで Good です! 残念ながら今は手に入らないっぽいですが...


このエッグレーベルなんだけど、フランス政府が後押ししてて、日本ではキングが販売開始をする時に、原宿のモリハナエビルの会場に Tim Blake が来て関係者のみのスペシャルライブをやりました。

私はちょうどキーボードマガジンの原稿を書き始めた頃で、ローランドの部長なんかと一緒に見に行きました。

ライブはもう一人のキーボードプレイヤーとレーザーアーティストの3人が参加。レーザー担当者がアーティスト扱いで紹介されるってのは、日本では初めてだったんじゃないだろうか???

サウンドは以下の New Jerusalem の曲をやったんだけど、凄い良かったです!




と、なんか話がシンセの方に流れてしまいましたが、ミッシュル・マーニュって他にもオーケストラものとか色んな曲を発表してて、昔の映画音楽家の懐の深さっていうか凄さを感じます。でも自殺しちゃったらしいんだけど... 残念...

OSS117 は、その後パロディー版とかリメークされてるんだけど、当然そっちの音楽担当はミッシュル・マーニュではありません。

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