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2018年6月のビューアーテスト2

 今度は2018年6月4日に、ビューアーで見る対象をスマホじゃなくてプリントアウトしたシートにロックするようにして、それをリアルタイムに録画してるデモがこれです。  お菓子の絵にロックしてるのは、たまたまプログラマーさんがテストする時に、Minta のパッケージが手元にあったからです。

2017年9月に作ったファミマ店内演奏バージョン

 話の順番が逆になっちゃいましたけど、昨日のビデオのビューアーに映ってるミクの演奏動画の元になってるデータがこれです。  これは2017年の9月に、近所のファミマの喫茶コーナーに人がいなくなった隙にコッソリ撮ったビデオに初音ミクを合成しています。  いわゆるマッチムーブってやつで、机の上にオモチャのピアノを置いて撮影し、そのカメラの動きのデータを Blender で解析し、抽出したカメラの視点で MMD のミクが演奏する絵を再生し、それを元のファミマの動画に合成してるわけです。  これ完成してすぐに自信満々でカヤックに連絡して動画見せましたがスルーされました。

最初のビューアーテストの様子

 で、例によってあちこちプレゼンしたけど、イマイチ効果は期待できず。  それでもそんな中、2017年に紹介されてた人が2018年にチョコっと手伝ってくれて、フミカの 3D データとビューアーを作ってくれる事になりました。  最初はプログラマーの人がチョイと趣味で作ってみました、みたいな感じで、スマホをターゲットに向けるとピアノを弾く初音ミクが現れるというシカケ。  これが2018年6月初旬の話。渋谷のカルチャーカルチャーのイベントにゲストで出た時、偶然連絡があり、ビューアーの簡単なテストが出来たので渋谷あたりで、っていう事だったので、イベントの準備中に持って来てもらって見たのが、この動画です。  ここでは一台のスマホにターゲットになる絵を表示しといて、そこにビューアープログラムを向けてカメラで見ると、そのターゲットのスマホの上にピアノを弾く初音ミクが浮き上がってきます。  ターゲットの絵は、この動画ではスマホを使ってるけど、別に印刷物でも、立体物でも OK です。  というわけで動画。

映画音楽系のネタは以前書いてましたよね

 昨日の続きで、映画音楽+イージーリスニング+ピアノ、時々プログレ、という路線で AI の侵略に対抗しようか、と考え始めたわけだけど、以前のブログのエントリーを見ると、マニアックな映画音楽の話とか書いてます。 中古レコード屋でスパイ物シングルを漁る話 http://anz-yokohama.blogspot.com/2018/06/blog-post_43.html カルトスパイ物、OSS117 の話 http://anz-yokohama.blogspot.com/2018/06/oss117.html エンニオモリコーネの話 http://anz-yokohama.blogspot.com/2018/07/ep.html  とまあ、その辺の考えがまとまって来た段階で、メインで演奏するバーチャルキャラをどうするか?って考えたわけ。  ひとつ考えられるのは初音ミクのキャラを使わせてもらうパターン。これは実験的に使わせてもらって、盛り上がったら商業的にどうするか考える、ってやり方が可能かと思いました。  だけど、初音ミクの人気にあやかった便乗商法パターンは、自由がきかなくなる可能性があるわけで、色々考えてた時に「あ、それ行けシンセ女子!で作ったピアノの女の子、フミカのキャラを使ってみたらどうかな?」と思いついたわけです。  ただ、フミカの絵はあったけど、3D化してたわけじゃないんで、とりあえず初音ミクのデータを使ってプレゼンして、反応があったらフミカの絵を3D化する予算を出してもらう、というような他力本願の甘い考えを持ってたわけです。

最終的に AI に取って代わられるんだろうけど

 なぜか昨日の書き込みの参照数が多い、ミク物、とかのキーワードに引っかかったのか?  さて、昨日も書いたように10代に教えられるような形で、自分が昔から好きだった音楽にこだわるのも悪くないと思い始めたわけです。  さらに2010年代中盤頃から AI が注目されるようになり始めたのは、皆さんご存じの通り。AI 自体はかなり昔からあったけど再注目されたのは、やっぱり Google の Alpha Go で囲碁に強い謎の人物みたいなので話題になってからでしょうね。  余談になるけど1980年代に人工知能ならぬ、人口無能なんてのが流行った事があって、ネットのチャットで人口無能相手にバカな会話を楽しんだりしたものです。ただ、人口無能とはいえ、コンピューターの辞書リストから突然発せられる会話は、思わぬ閃きのように見え「こいつ、ホントは頭いいんじゃないか?」なんて笑ってたもんです。  さて本題の AI、音楽だけど、私が好きな音楽ジャンルの一つ、映画音楽のうち、誰がやってもおんなじだろう!みたいな映像向け BGM は、かなり早い時点に AI に取って代わられるだろうな、ってのは簡単に思いつく事でした。  特に最近の映画音楽って、な~んか同じようなのばっかりで、サンプリングのオーケストラで Epic Orchestral!とか言って、メロディー性の希薄な金太郎飴音楽がやたら多くてウンザリ!!!  で、もちろん、将来的にはほとんど全てが AI に取って代わられ、人間はコンピューターに飼われるネコみたいな存在になるか、スタートレックみたいに、お金を稼ぐ仕事はなくなって、仕事っていうのは栄誉のためにするもの、ってな感じになると思うけど、そこに行きつくまでには淘汰されるであろうジャンルの仕事が沢山出てくるわけで、特に金太郎飴状態になってる映像向け音楽の仕事は、かなり危ういでしょう。  それなら自分は何をするのが正しいのか?っていう自問自答を繰り返したんだけど、まず昨日も書いたように「昔の音楽だっていいじゃん!」っていう考えの中、自分的に「これは好きだ!」ってのを割り出しつつ「このジャンルは最後まで AI に侵食されにくいのでは?」って傾向を考えてみたわけです。  自分が10代の頃から好きだった音楽は映画音楽だったわけだけど、その流れの中でイージーリスニングに分類される音楽は、映像向け音楽・軽...

10代にピアノを教えて思った事

 ちょうどフミカのプロジェクトを考えている時、友達のお母さんがやってる音楽学校に頼まれて週一でポピュラーピアノを教えに行ったんですよ。  「今のご時世だから、ミク物とかアニメの曲とか J-Pop がメインなんだろうな」と思い、どういう曲が中高生の間でヒットしてるのか勉強させてもらうつもりで教えに行ったのです。  生徒は小学校~高校まで男女6人でした。ところが彼らがやりたいと言って持って来る曲が面白かった!  ミク物アニメ物の他に、結構70年代のヒット曲をやりたいって持ってくるんですよ。  「こんな古いのどこで聞いたの?」って聞くと、映画に使われてたとか、テレビで聞いてカッコ良いと思ったとかって話。  彼らは J-Pop を持って来なかったし、80年代後半から最近までのヒット曲も持って来なかった。  で、私が「う~ん、君たち若いんだから、もっと最近の曲やったら?」って言うと「でも、この曲カッコいいですよね?」という、反論しようのない意見が返って来るわけです。  さらに、最近のミク物とかで、元ネタが古いロックとかフュージョンのやつとかがあるんで、恐らくネタにしたと思われるクルセイダーズとか聞かせたりしたわけです。  そうすると「この楽器の音カッコいいですね?何ですか?」って聞いて来るのが、ハモンド B3 だったり、フェンダーのピアノだったり、クラビネットだったりするわけです。  彼らはパソコンを持ってて、シーケンサーソフトも持ってるから、当然オマケで付いてるハモンドとかフェンダーのピアノのシミュレーション音源を聞いているはずなのに、大元になってるビンテージ楽器の音が良い、と一発で見抜いてくるわけです。  そこで、ハタと思ったのが「これって古いスタイル踏襲したままでも良いんじゃないのか?」って事。今の若い人にとっては古い物も新しい物も均等に聞くチャンスがあるんで、昔の物が古いからダメって感覚はないみたい。  むしろ昔の人の方が「新しい物を取り入れなきゃ」って思い込み過ぎてるのでは?と物凄く考えさせられたんですよ。

Vtuber が盛り上がり始めて思った事

 昨日書いたように、2017年後半から Vtuber が出始め、2018年頃からは雨後の竹の子の如くに Vtuber が増え始めたわけです。  一説では5000人以上とか言われてたんだけど、最初はキズナアイがキッカケだったと思います。で、それに続け!とばかりに、バカみたいに Vtuber が登場したわけで、そんなの上手く行くわけないじゃん!と単純に考えたって、分かりそうですよね!  こういう二番煎じとか、便乗商法で楽して儲けようっていうのは、昔から音楽業界の定番アホパターンであって、例えばエリマキトカゲが流行ったからキャラクターソングを作るとか、比較的記憶に新しいのでは「だんご三兄弟」が流行ったからって「やっぱり団子は4兄弟」が出たりとかね。  いい加減みんな気づきゃいいのに、Vtuber でも同じ事が起こったわけです。しかも Vtuber で間が悪かったのは、景気の悪いレコード会社じゃなくて、お金持ってる IT メーカーが、やれ「数億円かけた Vtuber 用のスタジオを建てた」とか「最新鋭のキャプチャーシステムを導入」とか、ハードを買い込むだけで、あとど~すんすか?みたいなパターンなわけです。  まあ、儲かってる IT メーカーが税金逃れにやってるだけだったのかもしれないけど、やればやるほど、先行者利益を獲得してるキズナアイちゃんが盛り上がるってわけですな。  当然の事ながら、多くの(っていうかほとんどの)Vtuber は沈没し、本家キズナアイも、なんかお家騒動があったりしてドタバタらしいし…  というわけで、私がやろうとしてる「バーチャルピアニストのフミカ」の開発メモ用 OneNote には 「乱立する Vtuber に心乱されずコンセプトを死守する事! 」 って、デッカくメモしてあります。  とにかく「綺麗にピアノを弾く事」「 〜ファンタジーとリアルの狭間で演奏する〜   Virtual Pianist Fumika(フミカ) 」「 オシャレ、カルチャー、ストイック」という事をメインに持ってくる事。  その中でも「とにかく音楽ファーストで考える」ってのを全ての大前提に置いて事を進めようと決心したわけです。

2017年頃からバーチャルキャラが出始める

 その後、うだうだとしてたんですが、2017年初夏頃に VR 関連の SDK とか、色々出てくるようになります。  もちろん、それまでにもあったんだけど、実用的には「どうするの?」って感じが多かったんだけど、2017年5月頃に発表になった Google の Tango っていうのは、スマホをビューアーに使って、リアルのカメラ画像を表示させ、それに独自に 3D のキャラを表示させられるんだけど、それまであったのと違うのは、キャラの手前に何かが割り込んで来た時に、その前後関係を判断して、キャラを奥に置いたりできるって点でした。  それまでの3Dビューアーで VR を見る場合、合成されるキャラは必ず一番手前に表示されちゃうんで、現実の木の向こう側にキャラが隠れてるとか出来なかったんですよ。  ところが Tango は、それが可能になってて、ネットでもそれを使った実験動画がいくつか公開されてました。  結局 Tango の仕組みは、その後中止になっちゃうんだけど、Tango が発表されて「あ、これならいけるかも?!」って思った人はいたはず。  で、そのせいなのか何なのか真実は分からないけど、この年の後半から現在の VTuber の原型になるような物が出始めるわけです。  という事で、私もこの Tango SDK を見て「あ、これならフミカの仕組みも作れるかも?」と妄想を抱くようになったってわけです。

数年間の悶絶期間

 最初に初音ミクによるピアノソロ版「風のうた」を作ったのが2013年、フミカのキャラクターが完成したのが2014年でした。  で、2014年後半から、バーチャルオーケストラやバーチャルピアニストの企画を考えて、自分なりに色々実験をしてたけど、基本的に「フミカのキャラデータが作れない」、「ピアノ演奏データをモーションキャプチャーするのは難しい」という大問題を解決できずに悶々とする日々が続きました。  バーチャルキャラにピアノを弾かせるためにモーションキャプチャーができるハードは、最初のころ千万単位の高額機材でした。唯一 Kinect があったけど、これだとフニャフニャした動きはなんとかなるけど、ピアノ演奏はとてもとても、という状態。  そんな中で、iClone っていう CG ソフトに perception neuron っていうモーションキャプチャーユニットを使う方法が出てきました。perception neuron は20万くらいで全身のモーションキャプチャーが可能で、指のトラッキングも可能でした。  iClone のデモで、実際にピアノを演奏するのがあったんだけど、指のトラッキングのためには専用のグローブを付ける必要があり、かなり演奏の邪魔に!  デモの動画を作る時にピアニストがキャプチャーユニットを体中にくっつけてピアノに向かうシーンがあるんだけど、結構マジで怒ってる雰囲気がヒシヒシと伝わってきたりして…  というわけで、とにかく方法がなくて、暗い日々が2年ほど続いてました。

アナログシンセ販売の顛末

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 話がちょっと逸れるけど、友達のオンラインショップでアナログシンセの販売を始めたんだけど、これが問題が多い!  というのは、海外のシンセモジュールは日本に入荷して代理店に入るわけだけど、元の会社が趣味の零細企業な上に、その代理店も中小なので在庫管理がちゃんとしてなくて、ネット上では先方に在庫ありのはずなのに、いざ注文が来て発注をかけると「すいません、在庫切れで3ヵ月待ちです」なんてのがざらで、「え~?だって在庫ありの表示になってますよ」なんて言っても「あ、ページ修正してないですね、すいません」みたいな話になっちゃわけです。  在庫ありなのに、やっぱりなかったっていう場合、ペナルティーはうちのショップの評価値に出ちゃうため、危なっかしくて販売できん!ってな感じ。  しかも、5万円くらいのそこそこ高額のシーケンサーとかわりと売れてたんだけど、ある日、突然売り上げがストップ!なぜ?!と思って調べてみると、その商品を amazon が独自に大量購入して格安販売してるっていう!!!  つまり、amazon でショップを運営するって事は、下手すると amazon に売れ筋商品を紹介してるようなもの!  というわけで、シンセ販売は断念するハメに陥ったのでした。  その時、シンセの紹介で使ってた画像はこれだったりします。

フミカのキャラクターと LFO

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 バーチャルピアニストのキャラとして使ったフミカだけど、元々は前の書き込みのようにシンセのオンライン販売のプレゼントグッズのキャラとしてデザインされました。  最初、シンセの萌えキャラとして、私が気に入っていた漫画家さんの「みずなともみ」さんに描いてもらえるか、打診しました。  みずなさんは当時、4コマ誌で「 みもりろっくおん 」っていう漫画を連載してて、絵の感じが気に入ってて連絡してみたわけです。  みずなさんのサイトの趣味で描いてたイラストを見たら、私のイメージにピッタリだったので、イラスト作成をお願いしました。ちなみに、みずなさんは以前、私の家の結構近くに住んでたらしい!  で、何度かやりとりして完成したのが以下の絵です。  その時、みずなさんにシンセを説明するために、簡単な3人のストーリーを作ったんだけど、せっかくなのでそれを完成させよう、と思って書いたのが「それ行けシンセ女子!」というストーリーでした。  このストーリーは最初、comico に載せ、その後「ストリエ」っていう小説サイトに移動して、コンテストに応募してみたら、賞を取りました。ところが賞をとってしばらくしたらサイトが崩壊してしまった!という事で、しょうがないので同じ内容を「小説家になろう」に移しました。 それ行けシンセ女子!のサイトリンクはこちら!

さらにバーチャルキャラのソロピアニストとして企画を考える

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 例によってバーチャルオーケストラのアイディアをレコード会社、音楽事務所、ゲーム会社の知り合いに持ち込むも「はぁ~、そうですか~」と相手にされず。  そこで今度は、オケじゃなくてピアノソロとして考えたらどうか?という事で「バーチャルピアニスト・ぴあ野ヒク」というネタで考えてみました(笑)。  まあ、初音ミクに続く、亞北ネルとか、弱音ハクのパターンですね。  で、この時点では絵のネタとして、フミカの原画は既にあったので、最初に作った初音ミクの絵に「キャラクターはこっちのフミカにしようと思ってる」という事を追記して企画書を作ったわけです。  フミカのキャラクターは、その前後に作ってます。  元々はシンセ3人の女の子のイラストとして作ってます。2011年頃から友達のオンラインショップでアナログシンセを売るようになったんだけど、Doepfer とかセットで買うと30万以上になるから、何かプレゼント用のキャラクターを作って、クリアファイルとかプレゼントしたらどうか?ってな話からスタートしてました。  で、漫画家さんにキャラデザインをお願いするにあたって、アナログシンセとはどういうものか?って説明しなきゃいけないので、せっかくなので女の子3人がアナログシンセを作って、それでライブをやるっていう簡単なストーリーを作り、それを漫画家さんに渡してイラストを描いてもらいました。 それを元にして「ぴあ野ヒク」の企画書にしたのが以下。

バーチャルオーケストラは、こんな感じってビデオを作る

 バーチャルピアニスト企画書、相手にされなかったわけですが「これはもっと分かりやすいビデオを作って見せたら?」と思い、専門のビューアーで会場を見ると、本物の演奏者に混じって、バーチャルなキャラが楽器を弾いている、という想定のデモビデオを作ってみました。  動画は全部 MMD でやってるんだけど、とりあえず 1:ギターとベースは本物の人間が本物の楽器を演奏しているという想定 2:ピアノ・キーボード・ドラムは楽器は本物だけど演奏者はバーチャル 3:弦楽器は楽器も演奏者も全てバーチャルで、空中を舞いながら演奏  というイメージになってます。  これは、現実的に気合いを入れて開発すれば可能な内容。とりあえず、そのビデオが以下です。

ハコアニをシンクさせてライブをやろうと考えた

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 1つ前の書き込みにある企画書の中で提案した事の中に、当時流行ってたハコアニを使うアイディアがありました。  複数のハコアニを喫茶店のテーブルとかに並べて、各々がピアノとかベースとかドラムとかを演奏するってアイディア。  3Dデータを作れば、各テーブル上のハコアニのシンクは、別にシビアにやらなくても、演奏プレイヤーソフトが、特定時間になったらキッチリスタートするようにプログラムを書いておけば、いちいち一台ずつをワイアレスでシンクさせるなんて事はしなくても済むはず。  という事で、ハコアニ部分の写真。

とりあえず企画書持って、いざ!レコード会社へ!!!

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 で、バーチャルキャラにピアノを弾かせるのは、気合いがあれば上手く行くという事は判明。  この時点で2013年だったんだけど、まだモーションキャプチャーは予算がかかり過ぎて無理。  かろうじて Kinect は出てたんだけど、この精度じゃピアノ演奏は無理。  でも、将来的にはピアノ演奏だけじゃなくてバンドとかオケもバーチャルキャラで出来んじゃん!  というわけで「こういうアイディアでバーチャルキャラによるオケをデビューさせませんか?」っつ~て企画書まがいを書いて、レコード会社、音楽事務所、ゲーム会社を回りました!  結果、撃沈!全然相手にされず。っていうか、こういう事をやるって意味が分からないみたい。  この時、考えてた名前は The Electric Holiday Orchestra。イージーリスニングのオーケストラをバーチャルでやる!ってコンセプトでした。  イージーリスニング=映画音楽とかヒット曲とかのカバーをオーケストラでやるやつね。例えばポールモーリアとかレイモンルフェーブルとか…

初音ミクのピアノ演奏を調整している所

 このビデオは、初音ミクを3方向から見て、ピアノの演奏モーションが綺麗に行っているかどうか、確認してる所です。  動きがよく見えるように、髪の毛は上げて物理シミュレーションはオフにして動作させています。

女の子4人によるピアノ演奏版

 で、スクール水着版を作った次に、4人の MMD キャラによる共演版。  遊びといえば、遊びなんだけど、同じモーションデータを使って、別なキャラクターを動かした場合に、どの程度差が出るもんなのか?を検証する意味がありました。  結果的には遠目に見ればそんなに問題ないけど、接近して見ると、指が鍵盤にめり込んじゃってたりとか、微調整が必要なんだなってのが分かりました。  んで、その動画がこれ…

次に作ったテストビデオ・スクール水着版!

 2013年に作った最初の初音ミク演奏バージョンに続き、試しに作ってみたのが、これ。  スクール水着バージョン!  背景は例のプールです。これをやってみて分かったのが、スクール水着のデータは洋服のヒラヒラした部分の干渉がないから、物凄くデータ作るのが楽!という点(笑)  洋服のヒラヒラしたスカートとかって、MMD だと足を曲げると、足がスカートを突き破って表示されちゃうんで、曲げた足に合わせて、洋服のデータを修正しなきゃいけないんですよ。  その点、スクール水着は体のデータと服がピッタリ一致してるから、修正しなくていいわけです。  最新の CG ソフトとかだと、衝突判定って言って、足と服の関係とかが、ちゃんと認識されて、足が服から飛び出しちゃうなんて事はないんですが、まあ、これを作った2013年頃の MMD だとそれは無理だったという。  という事で、動画!

2013年に作った最初のテストビデオ

 バーチャルキャラにピアノを弾かせるっていうアイディア自体は2013年にありました。  ちょうど、その前の年あたりに音楽を担当してたアニメの「あらしのよるに」っていうのがあって、それのエンディング曲「風のうた」をルナシーの河村隆一さんに歌っていただいてたので、これのプロモーションにでも、なんて何となく考えて、そのピアノソロ版を MMD で作ってみたのがキッカケでした。  それが、この動画。

ProTools から Unity を制御して3Dモデルの指を動かす

 Unity で書いた LeapMotion の指の動き抽出>midi 出力のプログラムで、指の動きを ProTools に記録しました。  で、これを Unity の受信プログラムで受けて、3Dモデルの指を動かしてみたら、動作が変!  単純に midi port の番号と midi channel の組み合わせが間違ってるのが原因みたいで、バグ取り中。  なにせ膨大な midi data を 30 くらいのポートで読み書きし、各 port には複数のチャンネルに記録された指や体の位置・角度データが入ってるんで、相当よく考えながらデータのテーブルを書かないと、動きがメチャメチャになります。  windows の場合、midi のポートはシステム管理されるんだけど、出力ポートにだけ micro soft のシンセが勝手にインサートされちゃって、単純にイン・アウトで同じ番号を指定すると、出力ポートは一つ分、順番がずれちゃうんですよね。  しかも、この MS 独自のシンセは外せない!(昔のバージョンの OS だと外せたらしい)  解決方法は独自のポート番号管理テーブルを作ればいいんだけど、どうも作業してる時に勘違いしやすくて、これが原因で指の動きがメタメタになってます。

Vroid のバーチャルキャラを midi シーケンサーでコントロールしている所

 これは去年の10月に初期実験でユニティちゃんが走るアニメーションデータを midi 化して出力し、それを logic でレコーディングしてから受信プログラムで受けて、動作を見ている所です。  この頃はデータを midi コントロールに割り振って動かしてたんだけど、これだと1つの座標や関節の分解能が127にしかできません。  将来的に midi 2.0 になれば、この問題は解決できるんだけど、使えるシーケンサーとかがいつ出てくるか分からないので、とりあえず現時点の midi でやる事にしました。  コントロールでやる場合、データ幅が127段階しかないので、記録したいデータを一度解析プログラムにかけて、最大値と最小値を割り出して、データを最適化するようにしてたんだけど、効率が良くないので、コントロールをやめてピッチベンドを使うことにしました。  これだとデータの分解能は14ビット精度になるので、かなりいい感じに。その代り、midi port を大量に喰う事になるので、結構大変です。このために MidiOverLan を使う必要があったのでした。  というわけで、動画…

ピアノを演奏するバーチャルキャラは必要とされるのか?

 タイトル通り根本的な問題です。  とある吉本系のコンサルっぽい人に話したら「そんなの誰が必要とするんですか?」ってバカにされました。ま、そもそも私が説明してる間にスマホ見たりしてたから、根本的に興味ないんだろうけど。  だけど、それ以前に話した VR 系の重鎮は「ピアノを演奏できるバーチャルキャラは必要とされてると思う」という意見。彼は時々、私の方にピアノ演奏関連のバーチャルキャラが発表されると情報を送ってくれたりしてます。  そもそも、midi でバーチャルキャラをコントロールするっていうのも、その重鎮の人が実験してるのを見せてもらい「これを発展させればバーチャルピアニストは上手く行くのでは?」と思ったのがキッカケ。  ま、それで予算もないし、他の人にも相手にされてないんで、全部自分でやるというドツボにはまったわけですが(笑)  それでも、ちょっと興味を持ってくれてる人は出てきているんで、動作プログラムが確立できたら(これは本業の仕事が入らなければ、近々できる感じ)、キャラクターの件の相談とか、色々としようと思ってます。

シーケンサー用に G5 PPC を使う

 大量のモーションデータを unity から送り出して、シーケンサーで受けるのに、MidiOverLan(通称 Mol)を使ってます。  これは最大64ポートのデータまで扱えるんだけど、開発が終了しちゃってて Mac 用の最新版が手に入らない!なぜか Windows 版は流通してるんだけど…  で、最近の osx だと Mol でデータの送信が上手く行かないって問題が出てます。Mol に代わる製品はポート数が少なければあるんだけど、それだとこのプロジェクトには向かない。  本家 Apple のリアルタイム midi の Lan 接続はユーティリティとか非力で「Apple やる気ねえな、コリャ」状態。  Mac での受け渡しは古い PPC/G5 だと上手く行くんだけど、今度は Logic だと複数のポートからの midi 信号を別々のトラックに入れられないという根本問題が発生。  Windows をシーケンサー用に使うとすると Studio One があるんだけど、こちらはマルチの midi ポートは受けられるんだけど、どうにも使い勝手が悪い!  と、もうどにもしょうがない状態だったんだけど、フト「G5 mac の Protools もシーケンサーとして使えるな」と思い出し、試してみたら上手く行きました~!  なので、現在は Leap Motion を Core i5 の Windows で、Vive トラッカーを Windows の走る MacPro で、それらの midi データを G5 の mac でレコーディングしつつ、モーションの確認用に、Core i7 の windows を使い、メモ書き用に macbook air を使っているのでした。

Midi でユニティちゃんを動かしてみる(最初の実験)

 こないだ書いた通り、バーチャルピアニスト Fumika のアイディアは誰にも相手にされないし、予算もないので自分で全部やる事にしたわけです。  幸いにも今は色々なツールが無料で提供されてるので、とにかく Unity を使って Fumika を作る方法を地道に研究し始めました。  元々の企画は2013年には初めてて紆余曲折があり、Unity のプログラムも自分でやるしかない、と決心したのが2019年の8月。長い戦いです(まあ、戦いっつ~か半分は楽しみでもあるわけだけど)  で、2019年の10月に Midi をつなげてユニティちゃんの動きを制御してるテスト動画がこれです!

開発中のシステム概念図

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ということで、開発中のシステムの概念図をば… これを一人で組んで実験してんだから大変ですよ!

Fumika の3Dデータ作成用の資料

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 Fumikta の 3D データだけど、元の2Dの絵に対して、一昨年の秋口に、一度専門家に作ってもらってました。  ところが、この方、途中で心身症になって入院…  fbx データを途中まで作った所で話がとん挫してしまったのでした。  そこで、しょうがないので Vカツでキャラを作ってみたんだけど「まあ、いいかなあ?」と思って使用条件をよく見たら、お金を払ってもキャラの使用範囲はニコ動系のみでしか使えない!  ということで、せっかく作ったモデルを捨て、今度は完全フリーな Vroid に乗り換えて作りました。  ま、素人作成なので色々ございますが、とりあえずモデルのテストに使うには十分。ある程度見えたら専門家の人に相談してみるべ、ってな感じで考えてます。  で、一昨年、3D モデルを作る時に専門家の方にお渡しした資料が以下です。

開発は Windows で…

 私は昔からの Apple ユーザーで、本国アメリカの Apple の広報にも時々登場してたりしました。  なので当然 Mac 派なわけだけど、今回の開発は Mac ではできない!っつ~か、VR 系の開発って Mac じゃできないっすよね?  まあ、それ以前、というかジョブズ亡き後の Apple の方針にはちょっと疑問符が付くようになってたんですよね。システムをアップデートすると使えなくなるソフトが続発したり、ハードを刷新しないと、次のステップに進めないように強制的な縛りを作ったり…  ファイルシステムが変わったら、前のディレクトリにアクセスできなかったり、一番困ったのはプレゼンの前日にシステムをアップデートしたら、翌日のプレゼン現場で Logic Pro がまともに走らなくなった件ですかね…  そんな事を繰り返すうちにバーチャルピアニストの企画を始めて、Unity + Leap Motion + Vive で VR の処理をしようとすると、どれひとつとして Mac ではまともに動かん!  Unity でも midi のエクステンションを入れると、Mac だとエラー頻発して使えん!Unityに状況を連絡したら「midi エクステンションは基本的には Windows 用に作られてるので Mac では使わない方が良い」との回答でした。  Unity で midi 関連ソフトを作ろうとしてる皆さん!Windows にしないと大変ですよ!  軽い処理、例えばドレミファソ~て演奏させるだけの midi データの扱いなら mac のエクステンションでも大丈夫なんだけど、演奏データが重くなると、突然フリーズしますんで、気をつけてくださいね!  いや、本当は Apple 派だから、mac になんとかなってもらいたいんですけどね。  今日の一言「背に腹は代えられぬ!」

ピアノ演奏モーションを midi シーケンサーで一元管理する

 今回のバーチャルピアニスト制御方法の一つの特徴は、演奏のデータも動きのモーションデータも全て midi シーケンサーに入れて一元管理してるって事です。  具体的には unity で動く色々なモーショントラッキングセンサーに割り込んで、座標や角度を midi フォーマットに変換して出力し、それをシーケンサーで取り込み、編集して最終的な動画にしようという作戦。  色々な人に相談したけど、まったく相手にされず、全部自分で作ってます>だから誰にも文句は言わせん!(笑)

Leap Motion による指のトラッキング動画

 ということで、ほぼ完成した Leap Motion による指のトラッキングテスト。  指の動きに同期して、5色の球が表示され、それにくっついて指が動くようになってます。  球と指先の位置合わせが完全にじゃないので、多少ずれるけど、それは問題ないです。  この方法は実は今年頭には完成してたんだけど、その時は Leap Motion で指の各関節の角度データを拾ってました。だけど、それだとデータ量が多くなるのと、ピアノを演奏させるという点で考えると最終的に問題が発生する事が分かり、今回は、指先の座標と指の動きを骨格ベースで制御する IK ボーンを入れて、データ量を 1/3 にする事に成功!  多分、最終的にはこの方法のほうが上手く行くはず。  この動画では指先だけがトラッキングされてて、手のひらとかの動きは追ってないんだけど、そこがポイント!(動画をよく見ると、右上に表示されてる実際の手の動きで、手をひっくり返したりしても、キャラの手は指先だけがトラッキングされてます)  手の動きは後から Vive トラッカーで追っかけさせて、それを合成するという作戦です。  この方法はピアノ演奏に特化した動作だと高精度で演奏が再現できる(はず)。  というわけで、続いて去年くらいに作った Vive トラッカーで体や手のひらの動きを拾って、Leap Motion の指の動きと合体させる方向で、進めたいと思います!

ピアノを弾くバーチャルキャラの女の子はこんな感じ

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この子、名前は Fumika。 このキャラがちゃんとピアノを弾くようにしようとしてます。

Leap Motion のトラッキング

ず~っと、作業中。 音楽も時々やってるけど、実はずっとバーチャルピアニストを作ろうとしてる。 まあ、細々としたことは追々と。 で、ピアノ演奏のためのモーショントラッキングは特殊な方法でないと再現性が低い。 というわけで、ずっと研究中。 指先の動きは Leap Motion でやろうとしてる。 ところが Leap Motion は Ultra Haptics とくっついて訳わからん状態に。 素直にアップルに買収されちゃえば良かったのに! おかげで SDK もバージョンによって違いがあったり、途中から Windows 専用になっちゃったりと散々です。 ということで、Leap Motion で指データをひろって、それを3Dモデルに移行する方法が結構できてきた。

モリコーネの使ってる謎のパーカッションっぽい音

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サントラネタばかり書いてる blog ですが、エンニオ・モリコーネが使ってるパーカッションっぽい音が長年の謎... まず amazon のサンプルでお聞きください、この音っす。 エンニオモリコーネの謎のパーカッションサウンド これは「殺人捜査」っていうイタリア映画のサントラなんだけど、サンプルの頭からギ〜、ギ〜っていう感じの音が聞こえるでしょ?    初めて聞いたのは中学生の頃なんだけど、わりと最近まで何か金属っぽいパーカッションかと思ってたんですよ。 例えば口琴って楽器にエフェクトをかけてる? とかギロを使ってるんじゃ? とか思ったり... 口琴は各国にある民族楽器でマウスハープとかジュースハープとかって呼ばれる楽器で、口(歯)にあてて、口で共鳴させてボヨヨ〜ンって鳴らします。効果音としてコミカルなシーンのズッコケなんかで良く使われてたけど、イタリアのシシリー地方にもあるっぽくて、モリコーネの「シシリアン」のサントラなんかに出てきます。 シシリアンのカバーバージョンの音 口琴については巻上公一さんに詳しく教えてもらったんだけど、最近になって殺人捜査のサントラをヘッドフォンとかでよ〜く聞いてみたら、音程があるような気がする... 口琴はピッチは一定なんで「ん? これ口琴じゃないのか?」と思ったわけです。 上記のサンプルでも13秒くらい行くと音程が変わるでしょ? というわけで、色々と考えてみたんだけど、これパーカッションじゃなくて、 ギターに凄まじくファズをかけて、さらにグラフィックイコライザーで徹底的にローをカット するとこんな感じになるんじゃなかろうか? と思うわけです。 もしくはワウファズでワウのペダルを high の方に踏み込みっぱなしにしてるとか... そう考えると、 モリコーネはこないだ書いた「狼の挽歌」でもディストーションギターにワウをかけたりして使って たりするし、他にもパーカッションのジャラジャラした音のように聞かせてるけど、実はギターに徹底的にエフェクトかけてガシャガシャ適当にストラミングしてるんじゃないかと思うのがあるんですよね。 例えば「刑事キャレラ10+1の追撃」って映画のサントラで amazon のサンプルで聞くと頭から20秒くらいの所にジャリジャリジャリっ...

EP盤!今回は狼の挽歌/モリコーネ!

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スパイアクションサントラオタクとして外せないのがチャールズブロンソン主演の映画「狼の挽歌」のサントラ。 もう当時の映画は「挽歌」「狼」「大作戦」「秘密」「諜報」とか萌えワード満載でしたよね! 開き直った邦題は好きだなあ「ハエハエ、カカカ、ザッパッパ」的な... 音楽はエンニオ・モリコーネ。映画は多分、私が小学生の頃のなんだけど、音楽の方は中学の頃はハマりまくりましたぜ! で、自分の書く音楽にも影響大だったのが、オーケストラ(弦のセクション)がメロディーを平行移動のコードで動く手法。これ、クラシックだったらブッ飛ばされますよね! それを逆に使うとこんなにカッコええんかい〜! みたいな。 amazon でサンプル聞けます。 「狼の挽歌」テーマ曲のサンプル ところがですね、これをヘボヘボのカバーオーケストラがやるとこうなる! シネマサウンズ・オーケストラ版の狼の挽歌 詳しく分析したわけじゃないけど、マイナー系のダイアトニックコードをメロと一緒に並行に動かすべき所を、ポップスっぽくハーモナイズしちゃってるんだと思うんだけど、音がメジャーを含んで明るくなっちゃってるんですよね。 当時の手抜きカバーオーケストラにはこういうの多くて、「お前コード違うだろが!」と中学生だった私はツッコミまくったものです。 明らかにコードを取り違えてるカバー曲としてはスパイのライセンスとかフレンチコネクションとか、いまいちメジャーになり切れなかったサントラが多いです。さすがに007とかはミスが少ない! んで、このサントラ EP の B面はこれ! amazon プライムの人はタダで聞けるんで全曲試聴しながら blog の続きを読もう! B面、邦題は「殺しの曲がり角」 この曲はリズム隊が延々とパターンを刻んでる中、ワウギター2本のソロと、オルガンのソロが入れ替わり出て来るだけなんだけど、カッコいいんだ、これ! オルガンはハモンド B-3 とかだと思うんだけど、ドローバーの選び方が低い基音系と、中間の倍音を抜いて上の倍音を沢山入れてる。 弾いてるのは基本的にブルース系のフレーズなんだけど、特徴的なのはパラディドルっぽいフレーズの時にエクスプレッションペダルで音量を早いスピードで大きくしたり小さくしたりしてる事。 多分、貧...

箱根の駒ケ岳が廃墟じゃなかった頃

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廃墟ブームだけど、廃墟も昔は廃墟じゃなかったわけです。 うちは結構古い写真がとってあるわけなんだけど、以前から謎だった箱根の駒ケ岳山頂写真について、散々ネットを調べて建物が分かったので、ご報告! まず、駒ケ岳の現況だけど、芦ノ湖からロープウェイがあって、この山頂駅ってのが既に廃墟に近い状態。元々は展望レストランになってたらしいんだけど、上部の階は廃墟状態のまま放置され、ロープウェイの発着場の1階にかろうじて売店があるのは有名な話。 山頂駅から少し歩いたケーブルカーの方は最近になって廃止され、これまた廃墟。 この辺の廃墟状態は 「廃墟 駒ケ岳」 でググるといくらでも写真が出て来ます(でも昔の写真はほとんどない!)。 「箱根、観光地としてやる気あんのかよ?!」 っと思わず語気を荒げてしまう私なわけですが... ---------- で写真なんですが、これ撮影されたのは恐らく1958年〜1963年の間です。 資料ページを参照すると、スケートセンター開設が58年で、その後ロープウェイが63年に開設。 うちに残っている写真はケーブルカーに乗る所はあるんだけど、ロープウェイに乗ってる所がないんですよね。 ただ、ロープウェイの発着場は写ってます。 駒ケ岳ケーブルカー・スケートセンターに関する情報ページはこちらです! ---------- それでは1枚目の写真: これは箱根プリンスホテルのある観光船の発着場=箱根園から右後方に箱根竜宮殿を見上げる構図。ちなみに一番手前右のサングラスかけてるのがうちの父親(=宮崎アニメとかエヴァとかでバイオリン弾いてた)。 ...周り、何もありません。恐らく後方は現在の水族館とかお土産屋さんの並ぶエリアです。 現在の Google Map だと、この位置。 ---------- で、次の写真の後方はケーブルカーの発着場。まだ健在なりし頃で、2階が展望レストランっぽくなってました。 ---------- そいで、次の2枚が今まで最大の謎だったのです。まずはご覧あれ。 赤で1と書いてある建物はロープウェイの発着場で、上階は現在廃墟状態。 2が恐らく駒ケ岳スケートセンターの外側です。 で、3だけど、これは「駒ケ岳グリル」というレストランら...

ミシェルマーニュの萌えるアナログシンセ写真

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昨日のエントリーで書いた映画音楽家ミシェルマーニュ ですが「資料どっかにあったよなあ」と思って探したら発見! プログレシンセレーベルのエッグレコードのプロモライブの時に配られた資料。 これバインダーみたいになってて、よく見ると真ん中に縦のギザギザが入って、そっから開けるようになってるんですね。 てなわけで、紹介アーティストの中のミシェルマーニュ のシンセ写真が中々よろしい! ネットで調べてみたけど、この写真はあまり出てないみたい。そもそも彼がシンセのアルバム出してるって事自体、知らない人が多いでしょうし。 この写真、マーニュさんが弾いてるのが Arp2600、その上が Roland のエコー RE-301 が2台、その上に乗ってるのが Arp のエキスパンダーモジュールの Little Brother、右側が Minimoog、その上が Arp Odyssey。一番下のがちょっと分からないけどオルガン系のスイッチか RMI のキーボードっぽい感じ。 で、こっちの写真は弾いてるのが Arp の Pro Soloist で、その上に縦になってるのが Roland の6チャンネルミキサーですね。 ネットに上がってる写真は、このさらに右側にフェンダーのピアノとかがあるやつで、シンセが映ってるのはなかったです。

スパイシングル盤オタクな話 OSS117

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こないだ書いた「 中古レコード屋の思い出 」のエントリーが意外にも読んでる人が多かったので、勢いに乗って再び! 前書いた通り、スパイ物のシングルを集めてたわけです。今日は、そんな中の一枚「リオの嵐」! このタイトルだと「これスパイ物っすか?」ってな感じなんだけど、ジャケはピストルと美女の基本にのっとっております。 ジャケには書いてないけど、これはフランスの007、OSS117 シリーズの3作目かなんか。 音楽はミッシュル・マーニュで21世紀になって OSS117 シリーズの映画サントラをまとめた CD が発売になってスパイ音楽ヲタクの私は発狂寸前になりました。 ただ、この CD には上記のシングル盤の曲が入ってない! サントラなのに入ってない説と、実は昔のシングル盤の方が本当はサントラじゃないのにサントラと偽っていた(これ、当時のサントラには結構あったのだ!)説もあるんだけど、映画を見てない私にはなんとも言えません。 で、このサントラのミッシェル・マーニュはファントマとかも書いてるんすね。ファントマは神出鬼没の怪盗で、実は物凄く古い小説(これは私も、このエントリーを書いてて知った)です。 映画ではファントマ自身はシリアスなんだけど、それを追いかける警官のルイ・ド・フュネスがドタバタを演じます。ちょうどクルーゾー警部みたいな感じ??? すんごい楽しいので必見っす!     で、さらにですね、このミッシュル・マーニュさん、アナログシンセのアルバム出してるんですよ。 1970年代後半にキングからシンセのレーベルとして日本に紹介されたエッグレーベルって所から出てるんだけど、アルバムジャケットはシンセ萌えなイラストで Good です! 残念ながら今は手に入らないっぽいですが... ミッシェルマーニュのシンセアルバムジャケはこちらで見れます。 このエッグレーベルなんだけど、フランス政府が後押ししてて、日本ではキングが販売開始をする時に、原宿のモリハナエビルの会場に Tim Blake が来て関係者のみのスペシャルライブをやりました。 私はちょうどキーボードマガジンの原稿を書き始めた頃で、ローランドの部長なんかと一緒に見に行きました。 ライブはもう一人のキーボー...

SokoSoko ソーメンのシンセ

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  Nana のコラボで歌ってくれる人が増えつつ、禁断な方面に行きそうな SokoSoko ソーメン ですが、使ってる手弾きキーボードのメインはヤマハのコンボオルガン YC-45D、モジュラーシンセは Moog IIIc と Roland System-700 、 シーケンサーは MC-4 です。  このオルガンは物凄〜く不思議な機能がついてて、タッチセンスでワウをコントロールしたり、8' と 4' だけ特殊なトレモロが付いたり、あとなんつってもリボンコントローラーが付いてて、これで出る音がまたリングモジュレーターかかってたりしてトンデモない!  サウンド的にはクインシー・ジョーンズの「続・夜の大捜査線」のサビでリボンコントローラーでメチャクチャやってたり、ギターのワウかと思ってよく聞くと、タッチセンスでコントロールしたワウだったりします。  それからドン・エリスのコネクションってアルバムの中でもメロディーでリングモジュレーターのかかったリボンサウンドが聞けます。ここでキーボード弾いてるミルコ・レビーブはビリー・コブハムのアルバムなんかでもキーボード弾いてます。  あと、特徴的なのはバイブのサウンドで、SokoSoko ソーメンでは間奏部分に使ってますが、映画音楽では007の「ダイヤモンドは永遠」にとかクインシー・ジョーンズの「ホットロック」なんでで出て来ます。  ダイヤモンドは永遠に、はヒットしたんでカバー曲が結構出たんだけど、問題はこのイントロに出てくるバイブのプリセットサウンドをどう模倣するか? あと、フィルインで何度も出てくるフレットレスベースの特殊なフレーズをどこまでコピーするか? この辺にオケアレンジの技の見せ所だったりしました。 ーーーーーーーーーー  で YC-45D 以外の手弾きポリフォニックは Korg の PE-1000 と PE-2000。どっちも、物凄く特徴的なサウンドが出ます。こちらは私のサイトで説明してるんで、興味ある人は見てね! Korg PE-1000 の解説はこちら そいでもって Korg PE-2000 の解説はこちら

中古レコード屋の思い出

 小学生の頃から SF/スパイ物映画のサントラオタクでした。  今では、この手の映画のサントラも手に入るけど、私が10代の頃はサントラはなく、カバー物で聞くしかなかったわけです。カバー物も恋愛映画なんかだと、色々と良い演奏のがあったんだけど、SF/スパイ物は曲が複雑だったり特殊な楽器を使ってたりして有名なカバー系オーケストラは演奏してなくて、B級なインチキ臭いオーケストラが演奏してるのばっかりだったんですよ。  そういうのって、すぐに廃盤になっちゃうんで子供の私には手に入れにくい...  で、私はサレジオって学校に行ってたんだけど、当時サレジオ中学は東横線の都立大と学芸大の真ん中辺にあり、通学路の都立大にハンターっていう中古レコード屋があったんです。  中古の意味も分からずお店に入ったんだけど、ここに行くと廃盤になっちゃった B級カバーオーケストラによるヘロヘロ演奏なスパイ大作戦とか0011ナポレオンソロとかあったわけですね。  他に手に入れようがないから、そういうのを買って喜んでました。で、ハンターの包装紙には都立大の他に、六本木、大井町、銀座にもお店があるってんで休日といえばハンター通いをしたもんです。まあ六本木店はその当時すでになくなっちゃってましたけど、通学路の都立大ハンターは週2〜3回ペースで行ったもんです。  そんなわけでマニアックな B級物を喜んで揃える>コレクター道まっしぐら、という流れに沿って、さらにアナログシンセは集めるは、Apple II のゲームソフトは集めるはって事になっちゃったわけです。  で、サントラオタクが発展して映像向けの音楽を書く仕事についたってわけです。さらに最近ではこの手の B級だったはずのサウンドがレアグルーブだのラウンジだの言ってもてはやされる事になったりしてるわけで、時代は変わるというか回るというかです。  ちなみに以下のような、いかにも B級臭プンプンのレコードとか。いや、ハービーマンは有名なフルートプレイヤーなんですけど、このジャケットで曲が「電撃フリント GO GO 作戦」とか言われるとねえ、思わず脱力っす!  (アルバムタイトルの Our Man Flute は、電撃フリント Go Go 作戦の原題、Our Man Flint に引っかけてるんだが、マニアック過ぎて普通の人には...

そうる透のボーヤがテリヤキバーガーを6個行った件

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 Facebook の友達申請で、ドラムのそうる透の知り合いの人が来ました。  ふと思い出してしまった... タイトルの通り透君のボーヤ(まあドラムの弟子というか、小間使いというか、力仕事スタッフというか)が、モスバーガーでテリヤキバーガーを6個たいらげたのだった。  クロスウィンドをやってた頃の話だから、僕らだってまだ21〜22歳頃なわけで、そう考えるとボーヤは18〜19歳くらい?  若い人は良く食う、とか言ったって自分たちだって若かったわけですけどね。それに当時のモスバーガーのサイズはどう考えても今より大きかったと思う。それを6個!  でも、そうる透君のドラムセットは超弩級にデカくて重かったわけだから、まあパワーを付けるためにはそのくらい食べないとダメなんでしょうね。  透君のボーヤは常時2人はいたから、食費だけでも相当かかってたんだろうなあ、なんて懐かしく思い出しました。  というわけで、当時の透君のドラムセット(at 池尻大橋にあったポリドールのリハスタにて)。

ラムのラブソングのデモをアップしました

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 音楽 SNS の Nana にラムのラブソングのデモテープをアップしました。  このデモテープは1981年の初夏くらいに、うる星やつらのテレビ放送が準備される中、作曲者の小林泉美(ミミ)ちゃんが作った最初のデモです。  なので、まだ歌詞が違っていたり、スキャットだけの部分も多々あります。  これをディレクターの早川氏に渡されて「Op テーマはこういうので行こうと思うんだよね」と言われ「え? でもラムちゃんとか、あたるって言葉も、だっちゃなんて言葉も入ってなくて大丈夫なの?」なんて心配したものです。  当時のアニメのテーマ曲には「アッラレ〜ちゃん〜」なんて必ずアニメの内容に関する言葉が入っていたわけですね。  それに曲もラテン系だし、これにシンセでテクノの要素を足そうってんだから、本当にいいの? ってなったわけですね。  で、このテープを受け取って、ミミちゃんとシンセをどうするか? の打ち合わせをしました。テクノっぽいアレンジにするにはどんな感じにするのがいいか? って話になり、私としては YMO なんかがやってる16分音符で細かく刻む高域のオクターブの繰り返しとか、一定パターンのリズムで動くオスティナートは同音は出来るだけ保続して変化する音程をクリシェみたいな感じ動かしてくと気持ちいい、みたいな話しをした覚えがあります。  同音保続とかクリシェは音楽用語系のサイトを参照してね。  その結果アップして来たのが、以下のような譜面なわけです。  レコーディングは私の持ち込んだ System-700 や、ミミちゃんの Prophet-5、それに Linn ドラムや TR-808 とかを使っていて、シーケンスは MC-8 でやっています。Linn ドラムは世界で最初のデジタルドラムで、日本ではミミちゃんがアメリカから持ちこみ、このラムのラブソングのレコーディングが日本最初の使用となりました。  MC-8 と Linn のシンクが中々うまく行かなくて苦労しました。  あと、この頃のキティのアニメのレコーディングは東京だと中目黒にあった KRS(現青葉台スタジオ)、長期滞在録音だと伊豆キティスタジオで行なっていましたが、その頃の KRS は夏になると目黒川が氾濫して溢れた川の水がスタジオに流れ込んで大変な状態になる事がしばし...

逃げる奴!

 この業界、トンヅラする奴が多いわけですね。  まあ、大概の場合お金の持ち逃げなわけで「あの野郎!」とか思ってると新聞で逮捕を知ったりとかするわけなんだけどね。  さて、そんなトンヅラですが、私の周辺でまたしても起こりました。まあ、今回は最初から信用してなかったから私は被害ありませんでしたけどね。  この人には以前500万持ち逃げされて、その後何年か経って突然「元気?」とか連絡して来て「仕事があるから」みたいな話で、その仕事で借りを返すとか言いつつ、また逃げてみたいなパターン。  で、去年の6月に連絡があって、ブロックチェーンで音楽がどうのって、また胡散臭い話をしてたんで、今回は笑って聞いてたわけです。  それでも何故会うかっていうと、なぜかこの人、人脈だけは広い! 実際アメリカの超富豪の所に転がり込んで暮らしてたのは事実。もっとも調べてみると、富豪の金銭を管理してる人たちからは、親分に取り入ってるチンピラ、と思われてたようです。  でもまあ、富豪の家族4人だかに使用人が20人以上いる所で暮らしてたんだから大したもんです。  その他にも、昔、事務所のスタッフに後に民主党の代表だかになった人物がいたりとか、浮気相手が大手デパートの幹部の奥さんだったりとか、2度目の奥さんは有名人だったりとか、ま、ほんとようやるわって感じっすね。  なので、今回は深入りはせず有力な人脈があれば、そこだけ利用する、という事を仲間と話して会った訳です。  で、結果、イケそうな人と知り合えて、今、ちょっと色々と実験を始めました。久々のヒットかもしれない。  あと、会食の時に、この人に高級なウナギを奢らせ、帰りにタクシー台2000円をゲットしたので、残り499万3千円くらい取り返せば OK ですね。  それでも人生やっていけるってのが凄いわな。

新しい本屋の形を探る?

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 打ち合わせの帰りに駅前の本屋さんを覗いたら、店長さんに声をかけられ別室に...  この本屋さんの建物、もう築五十年くらい経ってて、建て替えを計画中なんだそうです。ただ、ご存知の通り出版業界はかなりキビシイ状況。  で、本屋さんとしてはワークショップをやったりイベントスペースを作ったりして独自セレクトした本をメインに扱うのが良いと思ってるって事で色々と話し込みました。  この際だから、まだ芽の出てない新人漫画家さんに部屋を安く貸して、その代わり講座をやってもらう、とかそんなトキワ荘的発想も飛び出したりして。  偶然、昨日のブログに、独自セレクションのなくなった本屋に行かなくなった話を書いたばかりなので、運命の不思議を感じました。  アニメ系音楽の話をしたり、シンセを使った音楽の講習とかなら私で出来るし、Basic の動く古いパソコンの寄付を募って、Basic を使ったゲームの基礎講座+子ども食堂とかやったり、色々と考えられて面白そうです。  以前、私の父親が撮った横浜の古い景色をビデオにして、この本屋さんの店頭で流した時にも、かなり反響があったんで企画を考えてみねば! これが以前、本屋さんの店頭で流した8ミリね

電子書籍ショップの方が色々探すと思うんだが...

 電子書籍系の内情の本で有名なのは多分、鈴木みそさんの「ナナのリテラシー」「でんしょのはなし」とかで、最近出た「重版出来」にも電子書籍の話が出て来ます。  で、この手の話で絶対出て来るのは「電子書籍サイトのトップページとかに表示されないと限りなく埋没して日の目を見ない」って話なんだけど、私個人で言うと、そんな事全然ないんですよね。  むしろリアルの書店の方が平積みスペースが限られてるからキビシイんじゃないかと...  で、重版出来の11巻に出て来るみたいに、リアル書店の場合、店員さんのオススメコーナーっぽいのが肌に合うと、そこにしょっちゅう買いに行くってのはアリだと思うわけです。  私がリアル書店にあまり行かなくなったのは、以前行ってた書店のマニアックなセレクションコーナーが無くなっちゃったからなんですよね。まさに重版出来の11巻に出て来る話と重複してます。  それで、電子書籍のショップだけど、私はむしろトップページなんてほとんど見なくて、昔好きだった作家さんで追いかけ切れなくなっちゃって、その後の行方が分からなかった作家さんの本をサーチで探したり「音楽」とか「4コマ」みたいなキーワードでサーチしたりして買う事の方が圧倒的に多いです。  特に80年代好きだった少女漫画家の人とかは、レディコミ系に移った人が多いみたいで、その辺は男性の私には追っかけ切れてなかったのを、電子書籍ショップのサーチ機能を使って発掘してます。  例えば「ぶーけ」なんかで読んでた星崎真紀 さんとか塩森恵子さんとか。星崎さんのは「ステージママの分際で」ってのがオススメ、塩森さんのは「純情娘 ガテン系」がオススメ。  「純情娘〜」なんてドタバタコメディーで青年誌あたりでも良かったのでは? とか思ったりして...  少女漫画以外でも、しおやてるこさんの本とか、小笠原朋子さんの本とか探し当てました!  と、こんな風にマニアックにサーチする人間だっているんだぞ! っと電子書籍系の人に言いたかったりして...  でも、それも元々知ってる作家さんの名前を探してるわけではあるんだが。 ...

これがソーメン動画だ!

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 こないだのソーメン二郎さんのイベントでお披露目したソーメンの曲「SokoSoko ソーメン」をアップしました!  アップしてから気づいた「あ、そういやイラストの山田全自動さんの許諾得てない!」ってアセってソーメン二郎さんに連絡して OK いただいたのでした。あっぶね〜!  元々はインストとしての依頼だったんだけど、なんかボカロで歌つけたら面白いか? とか思って適当に歌詞を付けてみたら結構楽しくなっちゃったりして...  曲タイトルの SokoSoko ソーメンは「なんかそんな感じ〜?」みたいなホゲホゲなノリで付けております。  強いて言えば、吾妻ひでおの「やけくそ天使」に出てくる「阿素湖素子(あそこ そこ)」から来てるとも思える気が。  もちろん「やけくそ黙示録」も「ミャアちゃん官能写真集」も持ってますよ〜!  という話題を親戚で東大でグニョグニョした物を研究してる親戚に話すと一発で通じるんだよねえ。  あ、で、SokoSoko ソーメンですが、あちこちのイベントとか店舗でもかかるらしいです。東急ハンズとかでもソーメンコーナーやるみたいです。情報入ったらアップするです!

Mac mini は終わりかい?

 WWDC があったけど、アニ文字がメインかい??? みたいな...  まあ WWDC じゃソフト系がメインなのかも知れないけど Mac Pro の話題も出ませんよねえ。確か新しい Mac Pro はモジュラー式とかどうのと。  以前、誰かが書いてたみたいに私も Mac mini Pro の方が欲しいです。iMac が嫌なのは、新型ディスプレイが発表されると、突然全部が古くなっちゃう事。私はディスプレイはそのまま残して、コンピューター側だけを新しくするか、できれば追加する仕様にして欲しいっす!  例えば Mac mini Pro 1台だと、ちょっとした音楽制作向けとビデオ編集は OK だけど、サンプラーの数が増えたり複雑な動画エフェクトを使うと、能力が足りなくなるし、メモリーも足りない。そこで、2台目の Mac mini  Pro を買ってきて追加でつなぐとパワーが増す、みたいな...  最終的に iMac Pro 並みにするためには、かえって値段がかかる、みたいなことになるけど徐々にパワーアップして行ける楽しみもある! みたいな方が希望があって良いと思うんすけどねえ。

ソーメン二郎さんのイベントに参加してきた

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 一昨日連絡があって、急遽ソーメン二郎さんのソーメンイベントに参加してまいりました!  実は今年の夏から彼の企画するイベントだのなんだのに使うテーマ曲を書いてて、今日はこれのお披露目となりました。曲のタイトルは「SokoSoko ソーメン」。  イベントはテレビ取材も入ってて15分枠のソーメンコーナーになるらしいっす。  番組名は忘れた。確か TBS でやるとか言ってた気がするです。  で、出演メンバーは色んな人が...  ちょっと前にナニなペンライトがニュースで話題になった岩下の新生姜の社長さんも来てて、ドタバタの話をしてて笑いました。  で、その岩下社長の言ってたミュージアムの記事を見たら、これまたエライ事に!!!  なんかもう、秘宝館とかそういう感じ? 地方の性の秘宝館的な博物館が衰退する中、いきなり来てます! 岩下の新生姜ミュージアムの記事 新生姜ミュージアムへのリンクはこちら!  とにかく、古墳にお寺にソーメン、賑やかなイベントでした。  キャンペーンの曲、SokoSoko ソーメンはこれからあちこちでスタートするソーメンのイベントとかでかかる予定です!
 ここんとこ、ソーメン二郎さんの仕事をしています。彼はソーメンの伝道師!  まあ、夏と言えばソーメンなんだけど、ソーメンと言えばお中元! ところが、そのお中元文化が廃れて来ちゃったので、その中心商品だったソーメンも地味になって来ちゃったらしいんですよね。  で、去年くらいからソーメン二郎さんが活躍し始めて、結構テレビやラジオで取り上げられてたらしいんですけど、今回、ワタクシめがイベントとかに使える曲を書きました。  イメージはキューピー三分間クッキング+今日の料理みたいな感じ。気合いでアナログキーボードで作ってみました。  明日、ソーメン二郎さんのイベントがあるんだけど、そこでこの曲を発表ってな話になりました。  つ〜か、そのイベントに来てって話になったの一昨日なんすけど(笑)。  というわけで、今、ビデオ素材を準備中! 音はできてるから別にいいんだけど、やっぱ動画もあった方が楽しいじゃないですか。  間に合うかどうか分かりませんが、イベントは以下のような感じです! ソーメン二郎さんのイベント!

クラウドファンディングでイベントをやった

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 先週、キティの伊豆スタジオで海外のアニメファンが中心になってレコーディングのイベント「Otaku Spirit  Sessions」が行われました。  中々不思議な成立過程で、そもそもはバックパッカーの外人旅行者がフラッと伊豆スタジオの BBQ パーティー(誰でも参加できる)に来たのがキッカケでした。  で、彼らは日本の80年前後のアニメや音楽のファンで、Future Funk と呼ばれるジャンルのトップスターだったりしたわけです。  自分たちがネタにしている音楽が、このキティ伊豆スタジオで作られていると聞いてビックリし、クラウドファンディングで資金を集めて伊豆スタジオでレコーディングし、それをカセットにして出資者に提供しようという企画を立ち上げました。  そこで、私とラムのラブソングとか書いてる小林ミミちゃん、めぞん一刻とかヤワラを書いてる森さんの3人が元ネタ作曲家としてイベントに参加しました。  イベントは5月26日にやると日付を決めたのに、全然クラウドファンディングがスタートしない! 目標額は85万くらい。ようやくファンディングがスタートしたのが5月頭。こりゃ間に合わないでしょう! と思ってたらどんどん出資者が集まって、結局、たった10日間で倍額近い170万円くらいが集まりました。  当日は行ってみたら海外からのアニメファンがわざわざ伊豆スタジオ周辺に泊まって参加! アニメファンの人のイベントというとコスプレとかが定番だけど、今回は音楽が中心だからコスプレとか全然なし。ちょっと不思議なアニメのイベントですね。  日本のアニメを題材にしたイベントを外国で企画してクラウドファンディングでお金を集め、イベントは日本で行い、みんなそこに集まる。そのイベントで録音した音ネタを元に Future Funk のクリエイターの人達は自分たちの国に帰って音を作り、完成品を世界各国に発送する。  クリエイターは韓国、ロシア、メキシコ、スコットランドとまちまちで、完成品のカセットテープ(彼らの中ではカセットテープがカッコいいらしい<嬉しい!)や T-シャツのデザインは香港の人がデザインする、企画自体はアメリカとカナダで進行。というまあ、本当にインターネット時代ならではのイベントでした。  当日の記念写真とコメントは以下...

という事で再スタート

サイトの行き先がなくなっちゃってたので、ここに再構築する事にしました。